
MCR流 ホイールアライメント

水平出しをしたリフトで作業をします。

ホイールを上下左右に揺らし、ハブベアリングのガタがないか確認してからホイールを外します。

ダミーホイール(MCR製)を取付て、ターンテーブルを設置し車を着地させます。

MCRではダミーホイールを使用してアライメントを行います。
ホイールを付けたままアライメントをするタイプのテスターの場合、ホイールが少しでも歪んでいると正確な調整をすることは不可能です。
1mm単位の調整を行うのでホイールの歪みは命取りになります。

お客様の体重と同じ重さのバラストを運転席に載せてアライメント調整をします。
60kgのバラストを載せると右側の車高は約5mmも下がってしまうのです。(もちろん車種やバネレートによります。)
たった5mmですが、サーキット走行をする上では馬鹿に出来ません。
同じ理由でガソリンの量もアタック時と同じ量にします。

まずアームをすべて緩めてから車高調整を行います。
アームのブッシュを緩めることでショック本来の性能を引き出すことができます。
タイヤ、ホイール装着時は手が入らない場所でも、ダミーホイールの場合は正確に作業が出来ます。
またタイヤを付けて車高調整を行うと、空気圧やタイヤの摩耗状況により車高が変化してしまいます。

キャンバー調整もダミーホイールに専用の計測機を取付て調整します。

車高調整とキャンバー調整が終わったら緩めたアームを規定トルクで締め付けていきます。
この時車両は着地したままの状態でなければなりません。
しかし赤丸のボルトを着地状態で締め付ける場合、ホイールが付いた状態では工具が入りません。
ここでもダミーホイールの威力が発揮されます。

最後にトー調整です。
ダンロップゲージを直接ダミーホイールに取付て調整することにより、高精度な調整が可能になります。

センターの確認はダミーホイールに張った糸で確認します。

以上がMCR流 ホイールアライメントの紹介でした。
鏡と糸を使った一見時代遅れの方法に見えますが、MCRでは高精度アライメントテスターよりも精度が高いと考えております。